体の歪み

●正しい歩き方は、正しい姿勢で決まる。
自分の姿勢や歩き方に自信が持てない、という女性はかなり多いと思います。日本では、「正しい歩き方」を学校で教えてくれたりはしませんが、正しく歩くことの大切さを十分に認識しているドイツなどの欧米諸国では、正しい歩行が身につくように、小さなころからレッスンを受けることも、めずらしくないそうです。
人間は二足歩行の動物です。重力に逆らってからだを保持し、日常の中でさまざまな姿勢や歩くという動作を繰り返しています。普段の何気ない姿勢やクセが、骨格をゆがませ、ゆがんだ分だけ筋肉がそれを補うために、偏ってつくようになります。
そしてそのアンバランスな筋肉がさらに骨格をゆがませ、歩きクセを生み出すことに。
にわとりまさに、鶏が先か卵が先かという悪循環に陥ってしまうのです。
まずは自分のクセとゆがみを知る「足音がガンガンうるさいよ」とか「足音で○○ちやん来るってわかる」などと、いわれたことがありませんか?
あるいは、靴底のかかとばかり減ってしまうことはないですか?
歩きクセのある人に姿勢のいい人はいません。姿勢と歩き方は、切り離すことができないのです。
正しい姿勢を身につけることができれば、美しく歩くことも難しくはありません。
まずは自分のクセとゆがみを知ることからはじめましよう!

●体調や体型は背骨の歪みから…
カラダが毎日健康で維持できるのは、脳から発信した指令を受け取ったカラダの各部分と内臓などが順調に動いているからです。その脳から発信している指令を伝える神経が通っているのが実は背骨です。

背骨は34~36個の椎骨で形成されています。背骨には外部からの衝撃を和らげる二つの仕組みがあります。

その一つは椎骨と椎骨の間にある椎間板という軟骨です。そしてもう一つはS字型のゆるやかなカーブです。

椎骨には脳から脊髄へ連なる神経を通す孔があり、それは連なって一本の管状になっています。このように背骨は生きるために不可欠な神経網の通路です。ですから姿勢が悪かったり、歩き方が悪かったりすると、背骨が歪んでしまいその通路が狭まり神経を圧迫するようになります。そして背骨の左右にある筋肉群にかかる圧迫がアンバランスになり、体型を崩し、体調を悪くしてしまう原因となります。

●なぜ背骨は歪むのか?
背骨が歪む原因には色々あります。最も多いのが「股関節亜脱臼」です。

股関節亜脱臼は痛みがでなく気づかないので普通は気になりませんが、左右の足の長さに差が出てしまいます。

足の長さに差ができると腰椎、胸椎、頚椎などが歪んできます。ヒトは両目が水平でないと物が見えにくくなります。

そのため無意識に修正するようになり、さらに悪くなると顔と顎、鼻筋がゆがみ正中線がカーブをつくるようになります。

また日常生活において歩き方、姿勢の悪さも原因となります。背骨に線を描くと、どれ位歪んでいるかが良く分かります。左右の筋肉にもかなり影響を及ぼし体型を崩します。

筋肉は太い筋肉ほど緊張をしやすくなり、このアンバランスで背骨が引っ張られて歪む場合が多くあります。姿勢によっては股関節からも、頚椎からも歪むことがあります。