引っ込み思案

引っ込み思案は自然治癒力を低下させる引っ込み思案になると、自然泊癒力は低下する
いつでしたか、A教授と話していた時に齢をとるとどうしても引っ込み思案になるので、趣味をもったはうがいい、という話が出ました。
その趣味も、人数を集めないとできないものではなく、一人でもできる趣味のほうがいいということになって、彼はさっそく実行に移すと話していたものです。囲碁でも盆栽でも、一人で気軽にやれる趣味ならば手をつけやすいし、それを足がかりにして外へのつながりを広げることもできるので、なるべく若いうちからもっていたほうがいいという結論です。
とかく齢をとると、「いまさら趣味なんて」とか「もう自分にはこれ以上のことはできない」といって、自分に限界を設ける傾向が強くなるものですが、これがまさに自然治癒力を低下させる原因になります。これほ誰にでも思いあたることだろうと思いますが、「いまさら」と思ったことが、何年か経って振り返ったときに、「あのときあれをやっておけばよかった」とかならず口惜しい思いにとらわれます。ですから、思い立ったが吉日で、何であれ、やりたいと思ったときにやってしまうべきなのです。
年齢ほまったく関係ありません。
企業戦士は六〇歳になると引退を余儀なくされますが、政治家は六〇歳からが仕事のやりどきです。それでもまだ長老からはハナたれ小僧とヤユされるぐらいです。政治家としての目標をたくさんもち、その年齢でも精力的に仕事をこなし、疲れを見せません。
すべての政治家の生き方がいいとはいいませんが、少なくとも企業戟士は、こうした政治家の〝主体的な生き方″ をまねしてほしいと思うのです。引退してもそのまま老け込まず、引退後は自分の自由に設計できる第二の人生と考えて、バリバリと生きてもらいたいものです。
現実の生活に押しつぶされないような心をもち、希望をいだきながら、主体性を見失わずに生きていくことです。将来に希望をもたなかったり、主体性がなければ現実の生活の重みに押しつぶされてしまいます。ですから第二の人生の設計図をきちんと描き、信念をもって生きていく姿勢が、自然治癒力を高めるためにはとてもだいじなことになります。
ただしそのためには、引退後にやおら設計図を描こうとしても遅い場合もありますから、まだ現役時代に着々と準備を整えていくことが望ましいと思います。これは、早ければ早いはど設計の自由が広がり、健康でいきいきとした第二の人生が歩めるものです。