人付き合いは健康の源

人付き合いの大切さ
健康で長生きしている人を見ると、その人のまわりには大勢友だちや支えてくれる人がいることがたいへん多いものです。友だちや家族から愛情をたっぷりと注がれることによって心が躍動し、自然治癒力が高まり、その恩恵で健康であったり長生きしているように思えてなりません。
アメリカのエール大学の調査によると、結婚していない人は、結婚している人より死亡率が一・五倍以上も高いという結果が出ています。また友だちが少なく、交際範囲が狭い人ほど死亡率が高いそうです。結婚もせず、友だちも少ない人は、プライベートにコミュユニケーショソする機会がかぎられている人ですから、孤独で淋しい日々を送っているでしょう。
淋しければ、気をまぎらわせるために、お酒をたくさん飲んだり、チェインスモーカーになったり、生活も不規則になるものです。おのずと、自然治癒力も落ちていきますから、そこにからだをむしばむ毒素がはいり込むと、その結果、病気になって、短命に終わる、という図式が描かれそうです。
また淋しいという気持ちは、それだけで強いストレスになります。ですから、長いあいだ孤独で淋しい生活を送ってきた人ほ、ストレスが原因で免疫力が低下し、病気になりやすいからだになっていますから、ちょっとしたことで大病を患うことにもなりかねません。
見知らぬ人との付き合いをふやすことは、慣れない人にとっては疲れるものです。
それがいやで人付き合いをしないという人も多いのではないでしょうか。しかし、人付き合いを積極的に行なうことによって、面倒なことも多い反面、自分の知らなかった世界が開けたり、楽しい経験を味わえることも多いのです。私も仕事が忙しくて、なかなか外へ出る機会がないのですが、このあいだ、意を決してソウルまで出かけたところ、いろんな人との出会いがあり、それは楽しいひとときをすごせました。また、貴重な体験をさせてもらいました。もともと私は、出かけるかどうか迷ったときには、かならず出かける主義なのです。それは、楽しい出会いを、みすみす逃したくないからです。
知らない人と付き合うまでは面倒だなと思っても、いざ飛び込んでみると、思いのほかスムーズにコミュニケーショソはとれるものです。ですから、問題は最初の垣根を越えるところだけです。どうか思いきって越えてみてください。そこにはこれまでとは違った世界が広がっているはずです。
人付き合いの苦手な人は、たとえばタクシーに乗ったら運転手さんに話しかけてみる。駅のキヨスクで新聞を買うときは、その場で思い浮かんだことをちょっと話してみる。あるいはデパートの店員さんや、食堂のウエートレスさんといった、話すきっかけをつくれる人をつかまえて、とりあえず何でもけっこうですから、まず話すことから始めてみましょう。
そうやって慣れていくことで、人付き合いも面倒くさく感じなくなり、逆に楽しくなって、自然と友だちの輪が広がっていくものです。