イライラ、カリカリ

イライラして喧嘩する
イライラ、カリカリは、自然治癒力の大敵
齢をとると怒りっぽくなるといわれます。
ちょっとしたことにすぐ腹を立て、テレビを見ながらドラマの主人公やアナウソサーに文句をいい、新聞を読んでほ怒りを爆発させます。
青春まっただなかの女の子は、箸がころがってもおかしくてしょうがないのに、齢をとると箸がころがっても怒りの対象になるようです。
また齢は若くても、性格的に怒りっぽい人もいます。
血の気が多いというか、気に入らないことがあるとすぐ頭に血をのばらせて、怒鳴り散らしたりします。
怒りを爆発させると、一時的に気分がスッキリしますし、その場の雰囲気を変えることになりますから、そこで満足感が得られるのでしょう。
しかし怒りをあらわすことでスッキリしたとしても、その満足感ほ錯覚のようなもので、からだのなかは相当なダメージを受けているのです。というのは、怒りっぽい性格の人は、そうでない性格の人とくらべると、五〇歳まえに死亡する確率が五倍ほども高いという調査結果があるからです。また、長期間にわたって怒りの感情やうらみつらみをもちつづけると、免疫力が低下して病気にかかりやすくなったり、潰瘍やがんを発生させる原因をつくるという研究結果も出ています。
「一怒一老」という言葉がありますが、これは一回怒ると一歳齢をとるという意味で、まさに右の研究結果によってはっきり裏付けられた形です。怒れば怒るほどからだは痛めつけられ、自然治癒力の出る幕が閉ざされ、その結果、若々しくしていられずに病気になる、というわけです。
またつまらないことにしょっちゅうイライラしている人もそうです。たとえば、駅
の券売機の前でモクモタしている人がいただけでイライラしたり、信号がなかなか青
にならないというだけでイライラする人は、そのイライラを解消させる代償行為としてヘビースモーカーになったり、深酒をクセとするようになったり、また大食の悪習慣におぼれやすいという研究結果が出されています。
これらのことを考えると、怒りやすい人にはいいことがひとつもないのです。では、怒らないためにはどうすればよいのかとなるわけですが、これほ「怒ったところで何ごとも好転はしない」と悟ることです。自分の力を過大評価している人ほど、自分が怒ればその場が好転すると考えますから、けっしてそうではないことを悟ることです。
しょせん他人は他人であって自分ではないのですから、自分をコントロールするように他人をコントロールできると考えるのは間違っています。このことに気づくことです。そして怒りたくなったら、怒るまえにまず深呼吸をしてからだから力を抜いてみてください。これでたいていは、怒りたい気持ちが収まってしまいます。