気功的生活は自然治癒力を!

自分に合った気功を、毎日の生活のなかに取り入れる。
自然治癒力を高めるための三本柱のうち、最後は「気功的生活」です。
気功とはいわば「生命場」を整えるための方法論であり、中国では養生法として何千年もまえから伝わりつづけているものです。
最近は日本でも気功教室がたくさんでき、マスコミにも取り上げられる機会が多いですから、ほとんどの人が知っているのではないでしょうか。
気功が自然治癒力をなぜ高めるかというと、「調身」「調息」「調心」を手だてとして、自然治癒力が喚起される土壌をつくっていくからということです。
「調身」とは気を入れやすい正しい姿勢のこと。
「調息」とは呼吸を整えること。
そして「調心」とは心を整えてリラックスした精神状態をつくることを意味します。
気功法の種類は何千種類とありますが、気功の種類によってどれがより自然治癒力を高められるかといった効力の優劣はなく、自分に合った気功法ならば、どれも効果があると考えてけっこうです。
そのかわり気功は生活の一部として毎日、そして一生つづけていくものですから、楽しめるものでなければなりません。
そのためにはどんな気功法でもかまわないので、とりあえず試してみることです。
その結果、自分に合わないようならばやめて、また別の気功法を試してみることをおすすめします。
そして自分に合っているかどうか、楽しめるかどうかは、かならず気功の先生に習って判断することです。
気功教室はたくさんありますから、あまり億劫がらずに入会してみましょう。
ただ、気功の先生ほ、やほりある程度の人格者が望ましいと私ほ思っています。
また、先生と生徒のあいだには相性のようなものがありますから、それが合わない場合も別の先生の指導をあおぐべきです。
私が病院の患者さんに気功を指導するときは、からだを動かさないで行なう「静功」と動かして行なう「動功」のなかから『放松功』『調和道丹田呼吸法』『八段錦』『智能功』『郭林新気功』『楊名時太極拳』『宮廷二十一式呼吸法』などを主に行なっています。
こうした気功法のどれでもいいので、とにかく一回試してみなさい、と私ほ患者さんたちにすすめています。
そしてできるならば、静功と動功のなかからひとつずつ自分に合うものを選んで、それをつづけることです。
どうしても決めかねている患者さんには、こちらで選んでアドバイスもします。
気功は生活の一部として毎日、そして一生つづけていくものだと先述しましたが、気功は「生命場」を整えるための方法ですから、気功は生命そのもの、ということは生きていることそのものを指すといってもよいでしょう。
ですから気功を行なうことは、ごはんを食べたり顔を洗ったりするのと同じように、日常生活の一部に組み込まれたものとして考える必要があるのです。
一日三〇分でもかまいません。気功を行なってみてください。自然治癒力が高まっていくのがわかるはずです。