〝年寄りの冷水″は浴びるほど

年寄りの冷や水〝年寄りの冷水″は、浴びるほど元気になる
年をとってくると、からだのあちこちに故障が出てくるせいでしょうか、家に閉じ込もりがちになる人が多くなります。また外に出るとイヤなことがあって腹が立つからと、それで出ない人もいます。
しかしその一方では、年を感じさせないエネルギッシュさで、国内はいうにおよばず海外にまで遊びに出かける人もいます。この違いはどこからくるのでしょうか。好奇心という言葉でくくれば、明らかに後者は好奇心旺盛です。ではなぜ好奇心が旺盛なのかというと、それは性格もありますが、やはり自分の年齢を忘れているせいではないかと思います。ですから世間では「年寄りの冷や水」といわれていることにも平気で手を出し、臆しません。
年齢を考えると、どうしても年齢にふさわしいことをやらなければいけない、と考えがちになるものですが、それはある一面では正しく、一面でほ間違っているように思えてなりません。世間のルールに従う、常識をわきまえる、といった面では年齢相応の行動をとる必要があるはずです。しかし、自然治癒力を高め、健康で楽しい人生を謳歌するうえでは、年齢にそった考え方が大きな足かせになることが多いのです。
「若い人はいいねえ。何でもやりたいことができて」このような言葉を口に出すようになったら、その人は、もうドップリと年寄りの世界につかった人です。自分を年寄りと決めつけて、若い人がやることはできないものとあきらめてしまっている人です。
たしかに、過激な運動はできなくなるでしょうし、夜ふかししてまで遊び歩くことは無理でしょうが、何もそればかりが若者の行動ではありません。要するに若者と同じょうに、興味の対象を広げてみてはどうか、年寄りだからといって無理に興味の対象を狭くしてはいけないのではないかと私ほ思っています。
年齢にとらわれると、精神的にも肉体的にも年ごとにどんどん老け込みます。すると、ますます自然治癒力が低下して、老け込みに加速度がつくものです。そうなったのでは余生を送るだけになり、いかにも人生はつまらないではありませんか。
年齢は、一年が過ぎればひとつ年が加わるだけのことで、それによって勝手に生き方に制約を設けるべきではないと思います。逆にそれまでの人生経験を生かして、何でもやってやろうという気持ちをもつことのほうが、自然治癒力を高めることにつながるのです。
なんでもけっこうですから、とにかく重い腰をあげて、やってみてください。やらなければ何も始まりません。